2013年9月8日日曜日

【報告】災害時医療活動に必要なのは『CSCATTT』医療救護所訓練@関中学校(9/8)

関中学校医療救護所訓練に参加してまいりました。

薬剤師班スタンバイ
日時 平成25年9月8日(日)午前9時30分~ 11時30分
会場 関中学校校舎、体育館
参加
 (1)関中学校避難拠点運営連絡会、関中学校PTA
 (2)医師会、歯科医師会、薬剤師会、柔道接骨師会
 (3)後方医療機関(田中脳神経外科病院、大泉生協病院)
 (4)関中学校避難拠点要員(区/学校)、医療救護所要員(全30名)、健康部(管理職員、地域医療課)、危機管理室

内容
 9:30 参集/開会
    訓1練説明
 9:40 トリアージ講習会
      順天堂大学医学部付属練馬病院 救急・集中治療科 野村智久先生
10:30 医療救護所訓練
     ・医療救護所設置
     ・トリアージ
     ・応急手当
     ・2次トリアージ(重症者の搬送判断)
     ・備蓄医薬品確認
     ・情報連絡ほか
    災害対策健康部訓1練(視聴覚室)
11:30 閉会

<当会参加者> 山田専務理事、上村理事、小田理事、本多理事、友光委員


 毎年練馬区により実施されますが、今年は関中学校にて実施されました。

むし暑い体育館


100名以上が集合した体育館は蒸し暑かったです。簡易給水所もあり、しっかり水分補給しました。
気合が入る区職員のみなさん

関中校長先生挨拶

順天・野村先生によるトリアージ講習 ※1
 
簡単な流れの説明、野村先生によるトリアージ講習のあと、訓練スタートです。

詳細は下記のタイムテーブルをご覧ください。


傷病者役が次々と救護所に入ってきます。

 
昇降口で一次トリアージ


薬剤師班は備蓄医薬品の確認、今回は保管場所である2次トリアージ室でスタンバイしました。

2次トリアージ室に来た重症者と簡易調剤所(手前)
二次トリアージに運ばれるのは重症者ですから、挿管の必要性や後方医療機関への搬送手続き等、次々運び込まれる患者に対応する医師班(動画)


また、今回は災害対策健康部(実際は区役所内に設置される) との連絡の訓練も行われました。


無線で救護所と連絡をとります


不足した医薬品の発注を無線で依頼(動画)

今まで実施してきた訓練は、主として人の流れが中心でしたが、今回は加えて物(医薬品)の流れについても訓練が行われ、我々薬剤師班の活動も具体化してくる手ごたえがありました。

順天堂練馬病院・杉田先生による講評

さて、タイトルの災害時医療活動に必要なのは『CSCATTT』 ですが
C  指揮  Command & Control
S  安全  Safety
C  情報伝達  Communication
A  評価     Accessment
T  トリアージ  Triage
T  治療      Treatment
T  搬送      Transport

だそうです。

※1 次回の練馬区薬剤師会地区研修会では野村先生にご講演いただく予定となっております。