2013年9月17日火曜日

【報告】第239回医薬講座;『風しんの流行から考える感染予防対策』(9/17)

日時 : 平成25年9月17日(火)19:30~
場所 : 練馬区光が丘区民センター3階 多目的ホール
演題 : 『風しんの流行から考える感染予防対策』
講師 : 沼口小児科医院 沼口俊介先生
参加者 : 66名(会員40名・非会員20名・学生6名)

 今回の医薬講座は『風しんの流行から考える感染予防対策』という演題で沼口小児科医院・沼口俊介先生にご講演頂きました。

 今年大流行した風しん。まずその病態生理から、風しんの大流行に至った経緯、風しんワクチンの歴史、そして社会的問題ともいえる先天性風疹症候群(CRS)。CRSの子供は生後、障害を持ってしまう。そればかりか尿中から風しんウイルスを排泄してしまい、保育園に預けることすら困難になるということでした。改めて風しんの怖さを痛感いたしました。

 そして各種ワクチンについてもお話を頂き、海外と日本の違いとその理由。さらには練馬区のワクチン接種率の現状についても詳しく知ることができました。「ワクチンは病気が流行っていて、その流行を止めたら感謝をされる。しかし流行が治まっている時は煙たがられることがあり、2つの要素を持っているもの。」という先生の言葉が印象的でした。

我々薬剤師も、医療従事者としてワクチンについて、より理解を深めなくてはならないと思いました。