2013年11月28日木曜日

【報告】保険薬剤師研修会「薬学管理指導について考えよう!!」(11/28)



名 称 :保険薬剤師研修会「薬学管理指導について考えよう!!」
日 時 :平成25年11月28日(木)19:30~21:00
場 所 :練馬区役所 アトリウム地下 多目的広場
出席者 :50名(会員37名・非会員13名)
司 会 : 理事 斉藤英男



~ ~ 次 第 ~ ~

1.会長挨拶
                    会 長 湯上俊之
 

1.パネルディスカッション
                    パネリスト 社保・生涯教育委員会
                           理 事 小田真也
                           理 事 輿水 淳
                           委 員 福田美幸

1.特別講演 「薬学的管理におけるモニタリングと指導」

                           講 師  副会長 伊澤慶彦








 今回の研修会は「薬学管理指導について考えよう!!」というテーマのもと実施いたしました。

パネルディスカッションでは
「降圧剤の継続処方」
「ハイリスク薬の薬学管理指導」
「乳幼児薬の薬学管理指導」
の3つの事例を用いて行いました。
ディスカッションはパネリストより、より良い薬学管理業務とは?このケースなら患者さんにはこうアプローチしてみては?等々様々な意見が出て、白熱した60分になりました。

そのパネルディスカッションをふまえて「薬学的管理指導におけるモニタリングと指導」という内容での講演では、3パターンの事例のおさらい、薬学管理業務のポイント、服薬指導の充実、さらには薬歴への記載まで幅広く講演させていただきました。


私たちが毎日薬局で行っている薬学管理業務の更なる充実や新たな気づき・再発見に少しでもお役にたてることができた研修会であったなら幸いです。

2013年11月24日日曜日

【報告】第1回お薬相談会(11/24)

名 称 : お薬相談会
日 時 : 平成25年11月24日 13:00~15:00
 
 
 
薬剤師4名で電話相談1名、来庁者7名の合計8件の相談に対応しました。区報を手に持っていらした方もおられ、皆さんじっくりと相談されていました。

2013年11月17日日曜日

【報告】25年度普通救急救命講習会(11/17)

期日 : 平成25年11月17日
場所 : 練馬消防署仮庁舎
時間 : 13:30~17:00
受講者: 19名(新規17名 更新2名)







実施内容

★応急手当の重要性
★救命処置~心肺蘇生
★AEDによる除細動(シナリオトレーニング)
気道異物除去
止血法

昨年に続き本年も仮庁舎での実施となりました。
便の悪い会場で長時間にわたりお疲れ様でした。ご参加いただいた先生方には後日「救命技能認定証」をお送りいたします。
また、今回参加できなかった会員の先生方も次回はぜひご参加ください。

2013年11月14日木曜日

【報告】第241回医薬講座

日時:平成25年11月14日(木)19:30~
場所:石神井公園区民交流センター2階 集会室
演題:『パーキンソン病と患者さんを取り巻く種々の問題』
講師:順天堂大学医学部附属練馬病院 脳神経内科 先任准教授 三輪 英人医師
参加者:56名(会員30名・非会員・23名・実習生3名)


今回の医薬講座は『パーキンソン病と患者さんを取り巻く種々の問題』
という演題で順天堂大学医学部附属練馬病院 脳神経内科 先任准教授 三輪 英人先生にご講演頂きました。

講演では、神経変性疾患であるパーキンソン病についてその生化学・4大症状・自律神経症状・精神症状・治療の歴史・L-DOPA療法の問題点等を細かくユーモアも交えて解説いただきました。

「パーキンソン病では薬剤の1日の服用回数が多くなる事が多々みられるため、薬剤師の服薬管理はとても重要になってくる。」
「高齢者においてはスルピリド等の薬剤が、パーキンソン病の患者さんに投与されている例もあり、お薬手帳はとても大事。もっともっと患者さんにお薬手帳は診察時に持って行くように言って欲しい。」
との先生からのお願いもあり、薬剤師の薬学管理業務も治療には非常に大切であると痛感いたしました。
L-DOPAの解説では映画「レナードの朝」の話も交えてお話しいただき、懐かしく思った先生方もいらっしゃったのでは??



今年の医薬講座はこれでお終いです。来年は1月16日(木)石神井区民交流センターでの開催を予定してあります。来年もまた多くの先生方のご参加をお待ちしております。

2013年10月20日日曜日

【報告】ねりままつり健康フェスティバル(10/20)

10月20日(日)ねりままつり健康フェスティバルが開催されました。

練馬区薬剤師会では薬と健康の週間に実施されるこのイベントに参加し、薬無料街頭相談を以前より行ってきました。本年度も相談及び楽しい企画を準備し参加しました。

当日は朝からあいにくの雨。まつりは雨天決行、健康フェスティバルも準じるので開催、ということで朝から準備に入りました。




ところがどんどん雨足が強くなり、開会する頃は強雨。本部より各団体撤収はお任せしますということになりましたが、私達は来場者やお薬相談にみえた方が濡れないように設置を変えたり、足元にシートを敷いたりして準備を済ませており、様子をみながらでしたが、企画したすべて実施しました。
「そうだ。薬剤師に聞いてみよう」と銘打ち、お薬相談・お薬手帳とうっかりドーピングに関する展示ブースと薬局アンケート・お菓子で調剤体験が企画内容です。


大雨のなかかなりの来場者にお越しいただきました


残念なことに、ねりままつりが12時に中止決定ということで、それに合わせ健康フェスティバルも中止となりました。

雨の中来場して下さった方もあり、お薬相談者、アンケート回答者、お菓子で調剤体験者総勢139名もの方の参加がありました。雨でもお薬の相談をしたいと足を運んで下さった方を思うと、撤収せずやっていてよかったと心の底から思いました。


人気の調剤体験もやはり人気!


出動薬剤師はみな、傘かポンチョで雨の中自分の分担をこなし、撤収団体が増える中、水溜まりが出来ないよう配慮したり、声かけをしたりして立ち寄っていただいた方に対応しました。

ぬかるむ足元、凍えながらもお薬相談にみえられる方も


晴天で大盛況だった去年とは一転した結果ではありましたが、記憶に残るものとなりました。





2013年10月17日木曜日

【報告】第240回医薬講座(10/17)




第240回医薬講座

日時:平成25年10月17日(木)19:30~
場所:練馬区光が丘区民センター3階 多目的ホール
演題:『血管内イメージングから見た動脈硬化の進展と退縮』
講師:日本大学医学部附属板橋病院 循環器内科学分野 准教授 廣 高史
参加者:73名(会員40名・非会員29名・学生4名)


今回の医薬講座は
『血管内イメージングからみた動脈硬化の進展と退縮』という演題で日本大学医学部附属板橋病院 循環器内科学分野 廣 高史先生にご講演頂きました。

講演では、動脈硬化の基礎から臨床、そして最前線までご講演賜りました。
・現在、がんと並んで三大死因に数えられる虚血性心疾患と脳血管性疾患
・これらはいずれも動脈硬化がその大きな要因となっており、避けて通れぬ大きな課題
・その診断、そして治療のために血管内の状態を正確に知ることは不可欠
・血管内イメージングとは患者さんの自覚症状や、外から肉眼では知り得ない血管の中の状態を視覚化する技術である
・OCT(Optical Coherence Tomography)を用いた血管内イメージング。近赤外線を用いた新しい画像診断システムで、特徴は高い画像分解能にあります
・動脈硬化の治療に有効な薬剤

今回の医薬講座では、3Dメガネを使用して血管の内部を見させていただきました。ここまで詳しく血管内が見られるなんて、と驚いてしまいました。
「ミクロの決死圏」という映画を思い出した参加者もいらっしゃったのでは?!

2013年9月29日日曜日

【報告】平成25年度第一回練馬区薬剤師会地区研修会(9/29)





















名称:平成25年度第一回 練馬区薬剤師会地区薬剤師研修会
日時:平成25年9月29日(日)13:00~17:25
場所:ホテルカデンツァ光が丘
出席者:134名(会員133名・学生1名)
司会:理事 曾田一恵

次第
1.開会の辞
                          副会長 関口博通
1.会長挨拶
                          会 長 湯上俊之

1)都薬アワー「最近の話題」
                          公益社団法人東京都薬剤師会
                          副会長 石垣栄一
                          理事  高松 登

2)臨床薬学講習 「医療従事者として災害に備える~薬剤師が期待されること~」
                          順天堂大学医学部附属練馬病院
                          救急・集中治療科
                          准教授 野村智久

3)保険講習
                          一般社団法人練馬区薬剤師会
                          社会保険委員会

1.練馬区薬剤師会各委員会よりお知らせ

1.閉会の辞
                          副会長 伊澤慶彦

会長挨拶







都薬アワーは平成25年度事業計画、東京都保健医療計画と東京都健康推進プラン21への薬局・薬剤師の関わり、薬局等における対面販売強化のための行動計画、ドーピング防止ガイドブックの使い方、後発医薬品の使用促進という5つの演題でご講演頂きました。



都薬アワー


 そして臨床薬学講座では「医療従事者として災害に備える~薬剤師が期待されること~」という演題で、順天堂大学医学部附属練馬病院 救急・集中治療科 准教授 野村智久先生にご講演賜りました。講演では災害とは?といった基礎から災害時医療活動に必要な事、災害のフェーズ、さらには災害時に薬剤師が期待されることまで詳しくご講演頂きました。東日本大震災以降、我々薬剤師を取り巻く環境も変わりつつあり会場の受講者は熱心に野村先生の講演に耳を傾けていました。災害が起きる前に、薬剤師として出来る事柄がたくさんあるのを知ることが出来ました。


臨床薬学講座


 最後に伊澤副会長より、医薬分業における薬局に求められる役割のお話と各委員会からお知らせをさせていただき閉会となりました。




 会場内には、東京国体開催中ということもあってSTOP!うっかりドーピングのポスター、そして薬学生受入委員会より、4月に行った実務実習受入薬局説明会でのSGDのプロダクトを掲示させていたしました。

 日曜日にも関わらず、134人というたくさんの先生方のご出席、本当にありがとうございました。




2013年9月23日月曜日

【報告】第46回日本薬剤師会学術大会(大阪)

















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メインテーマ         -日薬120周年記念大阪大会-
『薬剤師の新たな使命 ~120年の歴史を踏まえて~ 』

会  期    平成25年9月22日(日)・23日(月・祝)

会  場    第1会場    :大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
               第2会場    :リーガロイヤルホテル大阪
               第3会場    :リーガロイヤルNCB
               第4会場    :堂島リバーフォーラム

主  催    公益社団法人日本薬剤師会 一般社団法人大阪府薬剤師会
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今回は防災委員会より「緊急災害時における練馬区薬剤師会の取組み」と題して発表してまいりました。

発表者:山田専務理事

また、會田理事も板橋を中心に活動している薬薬連携について発表されました。

薬薬連携について発表する會田理事

在宅医療、地域包括ケア、フィジカルアセスメントなどのキーワードが多く見受けられたように思います。
これからの薬剤師の新たな使命と求められる質の高さを考えさせられた大会でした。

各委員会から委員の先生もご参加いただいています。
会員の先生方もぜひ委員会で活動いただき、来年は一緒に参加しましょう。



夜はくいだおれ

2013年9月17日火曜日

【報告】第239回医薬講座;『風しんの流行から考える感染予防対策』(9/17)

日時 : 平成25年9月17日(火)19:30~
場所 : 練馬区光が丘区民センター3階 多目的ホール
演題 : 『風しんの流行から考える感染予防対策』
講師 : 沼口小児科医院 沼口俊介先生
参加者 : 66名(会員40名・非会員20名・学生6名)

 今回の医薬講座は『風しんの流行から考える感染予防対策』という演題で沼口小児科医院・沼口俊介先生にご講演頂きました。

 今年大流行した風しん。まずその病態生理から、風しんの大流行に至った経緯、風しんワクチンの歴史、そして社会的問題ともいえる先天性風疹症候群(CRS)。CRSの子供は生後、障害を持ってしまう。そればかりか尿中から風しんウイルスを排泄してしまい、保育園に預けることすら困難になるということでした。改めて風しんの怖さを痛感いたしました。

 そして各種ワクチンについてもお話を頂き、海外と日本の違いとその理由。さらには練馬区のワクチン接種率の現状についても詳しく知ることができました。「ワクチンは病気が流行っていて、その流行を止めたら感謝をされる。しかし流行が治まっている時は煙たがられることがあり、2つの要素を持っているもの。」という先生の言葉が印象的でした。

我々薬剤師も、医療従事者としてワクチンについて、より理解を深めなくてはならないと思いました。

2013年9月8日日曜日

【報告】災害時医療活動に必要なのは『CSCATTT』医療救護所訓練@関中学校(9/8)

関中学校医療救護所訓練に参加してまいりました。

薬剤師班スタンバイ
日時 平成25年9月8日(日)午前9時30分~ 11時30分
会場 関中学校校舎、体育館
参加
 (1)関中学校避難拠点運営連絡会、関中学校PTA
 (2)医師会、歯科医師会、薬剤師会、柔道接骨師会
 (3)後方医療機関(田中脳神経外科病院、大泉生協病院)
 (4)関中学校避難拠点要員(区/学校)、医療救護所要員(全30名)、健康部(管理職員、地域医療課)、危機管理室

内容
 9:30 参集/開会
    訓1練説明
 9:40 トリアージ講習会
      順天堂大学医学部付属練馬病院 救急・集中治療科 野村智久先生
10:30 医療救護所訓練
     ・医療救護所設置
     ・トリアージ
     ・応急手当
     ・2次トリアージ(重症者の搬送判断)
     ・備蓄医薬品確認
     ・情報連絡ほか
    災害対策健康部訓1練(視聴覚室)
11:30 閉会

<当会参加者> 山田専務理事、上村理事、小田理事、本多理事、友光委員


 毎年練馬区により実施されますが、今年は関中学校にて実施されました。

むし暑い体育館


100名以上が集合した体育館は蒸し暑かったです。簡易給水所もあり、しっかり水分補給しました。
気合が入る区職員のみなさん

関中校長先生挨拶

順天・野村先生によるトリアージ講習 ※1
 
簡単な流れの説明、野村先生によるトリアージ講習のあと、訓練スタートです。

詳細は下記のタイムテーブルをご覧ください。


傷病者役が次々と救護所に入ってきます。

 
昇降口で一次トリアージ


薬剤師班は備蓄医薬品の確認、今回は保管場所である2次トリアージ室でスタンバイしました。

2次トリアージ室に来た重症者と簡易調剤所(手前)
二次トリアージに運ばれるのは重症者ですから、挿管の必要性や後方医療機関への搬送手続き等、次々運び込まれる患者に対応する医師班(動画)


また、今回は災害対策健康部(実際は区役所内に設置される) との連絡の訓練も行われました。


無線で救護所と連絡をとります


不足した医薬品の発注を無線で依頼(動画)

今まで実施してきた訓練は、主として人の流れが中心でしたが、今回は加えて物(医薬品)の流れについても訓練が行われ、我々薬剤師班の活動も具体化してくる手ごたえがありました。

順天堂練馬病院・杉田先生による講評

さて、タイトルの災害時医療活動に必要なのは『CSCATTT』 ですが
C  指揮  Command & Control
S  安全  Safety
C  情報伝達  Communication
A  評価     Accessment
T  トリアージ  Triage
T  治療      Treatment
T  搬送      Transport

だそうです。

※1 次回の練馬区薬剤師会地区研修会では野村先生にご講演いただく予定となっております。

2013年9月5日木曜日

【報告】社会福祉事業団セミナー医療との連携『薬剤師の視点から』(9/5)

 地域包括ケアコース 医療との連携
      『薬剤師の視点から』

日時:平成2595日(木)
場所:光が丘区民センター5F会議室
対象:ケアマネージャー他、医療職でない福祉関係従事者
参加人数:22
講師:新井副会長 (SGDにはタスクとして理事・委員が参加)
担当委員:上原主担当理事 會田副担当理事 筒井委員 山村委員 若井委員 河野委員 


次第:
13:3015:40  講演
        「薬の基礎知識」
        「高齢者の体の状態に合わせた薬との付き合い方
        「薬剤師の地域連携」

15:4016:10  SGDテーマ 『薬剤師と連携するときに障害になるもの』
16:1016:30  意見発表・アンケート


介護保険委員会は、練馬区社会福祉事業団の練馬介護人材育成・研修センターより、SGDを含む3時間にわたる研修会の依頼を受けました。
 講師は新井副会長です。

新井副会長 講演風景




参加者の方たちは、この後のSGDに備え、5人×2グループ、6人×2グループに分かれて着席されていました。

実際の症例を取り上げた話になると、特に熱心に耳を傾け、メモをとる姿が見られました。

医療職でない福祉関係従事者の方々を対象…とのことでしたので、いずれも、基本的なお薬の話としつつも、実際にすぐ翌日から実践出来そうな、簡単なヒントやコツも含んだ分かりやすいお話でした。

また、ケアマネージャーとの連携における情報共有の重要性や、利用者の生活全体の問題を捉えて実施する訪問薬剤管理指導業務の意義などに関してもお話しました。
   

SGDについて説明中!


 

SGDでは、介護保険委員会の担当理事と委員がそれぞれ各グループに加わり、司会を務めました。時間は限られていたのですが、薬剤師との連携で困ったことや、連携して良かったこと、また、これから連携しようとするときに躊躇するような要因などについて率直なご意見をいただきました。さらに、在宅業務を実施している薬局のリストに載せてほしい項目についてうかがったり、講演内容に対する質問にもお答えしました。

SGD後、司会を務めた委員より、各グループで出た意見を発表してもらい、全員で共有しました。
あるケアマネージャーの方は、薬剤師が在宅訪問後に送ってくる報告書に、薬以外の生活全般に関するコメントが沢山書いてあり、ケアプランの作成にとても役立っているとのことでした。 

これは、私たちが、決して薬のことだけでなく、患者さんの生活全体に配慮しながら業務にあたっていることを評価していただけたようで、とても感激しました。
 
このように薬剤師側から、福祉関係の職種の方にお話出来ることで、無用な誤解は解消され、相互理解が深まる、とてもいい機会となりました。

いただいたご意見は、これから地域で薬剤師の職能を生かして活躍する私たちの良い課題になることでしょう。
また、これまで知らなくて連携にうまく繋がらなかったような場合もあったかもしれませんが、こういう機会を重ねることで、これからは地域医療において薬剤師をうまく活用していただけることでしょう。

2013年8月24日土曜日

【報告】『高齢者のおくすりで気をつけたいこと』勉強会@やまぼうし(8/24)

介護保険委員会では
 
『高齢者のおくすりで気をつけたいこと』
と題し、介護福祉施設”やまぼうし”にて薬に関する勉強会を開催しました。




日時 : 平成25年8月24日(土) 14:30~16:30
場所 : 大泉学園 やまぼうし (小規模多機能型居宅介護施設)
参加人数 : 15名(施設職員・利用者ご家族・高齢者支援センター職員・民生委員・近隣住民の方々)
担当委員 : 新井副会長(講師) 上原主担当理事 會田副担当理事

”やまぼうし”は大泉学園にあるグループホーム併設の通所介護(デイサービス)も実施している施設です。

お薬の勉強会の依頼を受け、当会副会長の新井が講師を務めさせていただきました。
勉強会は2ヶ月に1回実施されている、施設の『運営推進会議』の中に組み込ませていただき、
施設側のご要望と介護保険委員会で討議した結果出された、“高齢者にお伝えしたい薬の話”を10項目にまとめてお話しさせていただきました。 
<<主な講演内容>>
1) 薬の服用方法と意味 
2) 服用しづらい薬の剤形変更
3) ヘルパーさんの服薬介助と医師法
4) のみ忘れ時の対応 残薬の整理
5) 薬を他人に譲らない
6) お薬手帳の有効活用
7) 点眼薬の使用法
8) 認知症について
9) 在宅での薬剤師の活動  
10) 熱中症について
   
参加者の方には、薬剤師会の「くすりと健康」の冊子や、「介護に役立つくすりの話」を配布しました。また、薬剤師が患者さんのご自宅にうかがう、訪問薬剤管理指導の啓発のため、実施薬局のリストもお配りしました。


    
               ☆ みなさん熱心に耳を傾けて下さいました ☆





講演の最後には多くの質問が寄せられました。

Q:在宅はこのリストを見て、実績の多いとことが信用できるってこと? 
A:そんなことはありません。少ない実績のところほど、患者さんとじっくり向き合っているということもありますし、施設入所の患者さんを対象に業務をされている薬局では、実績も多くなります。

Q:一包化というサービスはあまり一般には知られていないようですが、もっと薬剤師さんの方から広めてはいかかでしょう?
 A:医師の指示が必要ですので、のみ残しやうまくのめないなどご要望をいただければ、医師に確認して対応出来ます。ご自身や家族の方が医師に相談されてもいいと思います。薬剤師からも、服用が困難な状況が分かれば、すぐお話させていただきます。

 Q:薬局は一ヶ所にまとめたほうがいいですか?
 A:それが理想的です。ご自宅の近所で親切そうな薬剤師さんがいるところを探してみましょう!薬のことだけでなく、健康に関する小さな悩み事でもなんでも、相談できるかかりつけの薬剤師がいると安心です。やむを得ず、他の薬局で薬を受け取った場合でも、薬手帳を活用して、内容はお伝え下さい。

やまぼうしでの薬の勉強会は、他職種、一般の方との良い交流の場となりました。

小規模でもこういう機会を数多く持って、薬剤師の職能をみなさんに知っていただき、
互いに理解を深めながら、地域医療において大きな成果が残せるよう活動していきたいと思います。

2013年7月9日火曜日

【報告】第238回医薬講座(7/9)

第238回医薬講座
日時 : 平成25年7月9日(火)19:30~
会場 : 光が丘区民センター3F多目的ホール
演題 : ①「世界初週1回投与GLP1受容体作動薬ビデュリオンについて~手技を交えて~」
     講師:アストラゼネカ(株)西東京支店 糖尿病領域専任 黒田 顕氏
      ②「機能性ディスペプシアの病態と世界初の治療剤アコファイドについて」
     講師:ゼリア新薬(株)東京学術室
      ③「本邦初経皮吸収型過活動膀胱治療剤 ネオキシテープ73.5mgについて」
     講師:久光製薬(株)学術部 池田 勇氏
出席者 : 65名(会員39名・非会員20名・学生6名)

今回の医薬講座は新薬の発売が続いたために、特徴的な製剤3剤について行いました。

①ビデュリオン~既存のエキセナチドを有効成分とするバイエッタ皮下注の週1回製剤自己注射・バイアル製剤であるため手技・手法の理解が必要不可欠

②アコファイド~機能性ディスペプシアという病態の説明アコファイドの薬理作用と機能性ディスペプシアへの有効性

③ネオキシテープ~既存のオキシブチニンを有効成分とするポラキス錠の貼付剤製剤を貼付剤にすることによってのメリット

時間の都合上1製剤30分でしたが、会場からは質問も飛び有意義な勉強会になりました。
これからも会員の先生方に、沢山ご参加いただける医薬講座を開催していきたいと思います。

2013年6月30日日曜日

【報告】練馬駅構内お薬相談会 (6/30)


2013630日(日)西武池袋線、練馬駅構内において、「練馬駅構内お薬相談会」を行いました。
無料相談のほか、
 ・「うっかりドーピング」のブース。
 ・「絶対ダメ!薬物乱用」の啓発パンフレットを設置しました。 
今年9月、10月に行われる東京国体に連携したものです。


「うっかりドーピング」ブース前で来訪者に説明をする委員
 

ドーピング・ブースには熱心に見入る区民の姿も見られました。
当日は練馬区薬剤師会会員が相談員となり、薬学部実習生が見学。25人の相談者を数えました。









相談者、委員、実習生、相談に熱が入る
  

無料相談会の広報は少なかったにも係わらず、今回も大勢の区民の方から相談が寄せられました。
当日は始まる前から、待たれる方や終了後、撤収作業の途中まで、熱心に相談される区民の方がおられました。
これは、お薬、健康相談を受けたい要望が区民の中に少なからずある表れと、思われます。その需要を的確に受け止める無料相談は、薬剤師活動に適した催しであろうと思われます。





お薬、健康の質問を矢継ぎ早に投げかける相談者と話を熱心に聞く相談員



お薬・健康相談はご自分の健康に関するだけに、20分以上の時間を掛け、納得するまで相談者に質問する方が大部分でした。今後も地道な相談会を続けていく事が区民ニーズに合った活動と思われます。

 


2013年5月25日土曜日

新執行部が誕生いたしました



会長挨拶
 会員の皆様には、平素より会務にご協力頂き厚く御礼申し上げます。
今年5月の総会におきまして会長を拝命いたしました湯上でございます。
この任期2年間役員、会員の皆様と一丸となり会務を遂行していきたいと思います。今後とも
ご協力のよろしくお願い申し上げます。
 さて、ご承知のとおり近年、我々薬剤師を取り巻く諸制度は激変の兆しを呈しています。
「医薬品の規制緩和」、「医療制度の改正」、「介護保険制度の改正」、「国民医療費における調剤報酬の増加」等々直面する課題は非常に厳しくなってきております。
 私達薬剤師一人一人が襟をただし区民の皆様のために日々の薬剤師業にあたらなければならないと思います。私も執行部に入り19年の時が達ましたが、初心に戻り会員の皆様方のご協力を頂き邁進する所存です。何卒よろしくお願い申し上げます。


(『一般社団法人 練馬区薬剤師会だより』より)





2013年4月15日月曜日

【報告】第3回認知症クリニカルカンファレンスセミナー(3/27)


場所 : 光が丘 ホテルカデンツァ

日時 : H25年3月27日(水)19:30~21:00

講師 : 東邦大学医学部 客員教授

      医療法人相生会 認知症センター センター長 中野正剛先生

出席者: 73名(会員40名、非会員30名、学生3名)



認知症カンファレンスの最終回(第3回)が開催されました。

★Part5 「認知症ケアへの取り組み」
実際に行われている現場のビデオ(愛媛県中山町)が紹介されました。
また、介護保険制度の説明、ケアプランの作成について詳しい解説がありました。



★Part6 「地域ケアの実践―モデルケースの検討」
中野先生が症例を3例提示されました。これに対して受講者が数名ずつグループを作り、数分間で問題点について討論し、薬局薬剤師としてどうすべきか?について積極的な発表が行われました。



中野先生には、1月より月1回計3回のカンファレンスでPART1からPART6までとてもわかりやすく、薬剤師のためにアレンジして解説していただきました。今後の認知症に対する取り組みにおいては、「早期発見」と「地域・医療連携」が最も重要であり、地域の薬局において、薬剤師が関わるべきことがたくさんあるということを受講者全員が深く理解でき、とても有意義なカンファレンスでした。


2013年3月28日木曜日

【報告】平成24年度第二回練馬区薬剤師会地区研修会(3/24)

名称 : 平成24年度第二回練馬区薬剤師会地区研修会
日時 : 平成25年3月24日(日)
場所 : ホテルカデンツァ光が丘

次第 :

1.開会の辞 副会長 湯上俊之
1.会長挨拶 会 長 上野浩男
1.第1部
  都薬アワー「最近の話題」
      社団法人東京都薬剤師会
            会長 山本信夫
            理事 石川さと子

  「スポーツ祭東京2013に向けての
  うっかりドーピング防止活動について」
           常務理事 高橋正夫

1.第2部
  臨床薬学講習
  「外科患者における周術期管理から外来治療の現状~癌患者を中心に~」
      練馬総合病院 外科
      内視鏡センター長
               栗原直人


1.第3部
  保険講習
  一般社団法人練馬区薬剤師会
       社会保険委員会




1.練馬区薬剤師会委員会よりお知らせ
1.閉会の辞 副会長 関口博通






学生実習SGDのプロダクトを掲示しました
臨床薬学講習
 
JPALS とりあえずやってみましょう