『薬剤師の視点から』
日時:平成25年9月5日(木)
場所:光が丘区民センター5F会議室
対象:ケアマネージャー他、医療職でない福祉関係従事者参加人数:22名
講師:新井副会長 (SGDにはタスクとして理事・委員が参加)
担当委員:上原主担当理事 會田副担当理事 筒井委員 山村委員 若井委員 河野委員
次第:
13:30~15:40 講演
「薬の基礎知識」
「高齢者の体の状態に合わせた薬との付き合い方
「薬剤師の地域連携」
「薬の基礎知識」
「高齢者の体の状態に合わせた薬との付き合い方
「薬剤師の地域連携」
15:40~16:10 SGDテーマ 『薬剤師と連携するときに障害になるもの』
16:10~16:30 意見発表・アンケート
介護保険委員会は、練馬区社会福祉事業団の練馬介護人材育成・研修センターより、SGDを含む3時間にわたる研修会の依頼を受けました。
講師は新井副会長です。新井副会長 講演風景 |
参加者の方たちは、この後のSGDに備え、5人×2グループ、6人×2グループに分かれて着席されていました。
実際の症例を取り上げた話になると、特に熱心に耳を傾け、メモをとる姿が見られました。
医療職でない福祉関係従事者の方々を対象…とのことでしたので、いずれも、基本的なお薬の話としつつも、実際にすぐ翌日から実践出来そうな、簡単なヒントやコツも含んだ分かりやすいお話でした。
また、ケアマネージャーとの連携における情報共有の重要性や、利用者の生活全体の問題を捉えて実施する訪問薬剤管理指導業務の意義などに関してもお話しました。
SGDについて説明中! |
SGDでは、介護保険委員会の担当理事と委員がそれぞれ各グループに加わり、司会を務めました。時間は限られていたのですが、薬剤師との連携で困ったことや、連携して良かったこと、また、これから連携しようとするときに躊躇するような要因などについて率直なご意見をいただきました。さらに、在宅業務を実施している薬局のリストに載せてほしい項目についてうかがったり、講演内容に対する質問にもお答えしました。
SGD後、司会を務めた委員より、各グループで出た意見を発表してもらい、全員で共有しました。
あるケアマネージャーの方は、薬剤師が在宅訪問後に送ってくる報告書に、薬以外の生活全般に関するコメントが沢山書いてあり、ケアプランの作成にとても役立っているとのことでした。
これは、私たちが、決して薬のことだけでなく、患者さんの生活全体に配慮しながら業務にあたっていることを評価していただけたようで、とても感激しました。
このように薬剤師側から、福祉関係の職種の方にお話出来ることで、無用な誤解は解消され、相互理解が深まる、とてもいい機会となりました。
いただいたご意見は、これから地域で薬剤師の職能を生かして活躍する私たちの良い課題になることでしょう。
また、これまで知らなくて連携にうまく繋がらなかったような場合もあったかもしれませんが、こういう機会を重ねることで、これからは地域医療において薬剤師をうまく活用していただけることでしょう。